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C.C.Rサウンド復活!ジョン.フォガティ/センターフィールド

JOHN FOGERTY(ジョン.フォガティ)  センターフィールド

2010年夏、毎年恒例のFUJI ROCK FESTIVALに出演が決定したラインナップの中にJOHN FOGERTYの名前を見つけた時は、とにかくビックリしました! 実に38年ぶりとなる来日が実現したのですから...で、結局私は行けなかったのですが、観に行った古い知人はもう大興奮してました。


とにかくJOHN FOGERTYだけを観るために苗場まで一人で行って来たのですから40過ぎのおっさんにしてその行動力はたいしたもんです。(ついでなので、ROXY MUSICも観てきたと言ってましたが...)


「くそ~!悔しい~」でもこれに気を良くして、THE WHOみたいに単独公演が近いうちに実現することを願うとしましょう!


さて、今回紹介するアルバムはジョン.フォガティのセルフプロデュースによる1985年発表の大ヒット作で、同年の春全米ビルボードアルバムチャートにおいて第1位に輝いた、ジョンのソロキャリアの中でもっとも商業的に成功した1枚です。


とにかく、もうすべてがクリーデンス.クリアウォーター.リバイバル時代の名曲群にどこかそっくりの似たようなナンバーが目白押し、思わず聴いているコチラの方がニヤリとしてしまうほどの嬉しい内容となっています。


まず、シングル第1弾でTOP10入りのヒットとなった"The Old Man Down The Road"が"Run Through The Jungle"に、"I Saw It On TV"が"Who'll Stop The Rain"に、"Big Train From Memphis"が"Lookin' Out My Back Door"といった具合に、C.C.Rを聴き込んでいる往年のリスナーならこの痛快さを、絶対にわかってくれると思います。


ちなみに"The Old Man~"に関しては、のちにC.C.Rの楽曲の権利を持つファンタジーレコードとのいい加減な契約内容が原因で、"Run Through~"の盗作だと訴えられる事件に発展するという、自分がかつて書いた曲を盗作した疑いで、前代未聞の裁判が行なわれるまでに至りました。


法廷ではJohn自身がギターを持ち込み「ここのフレーズはコードが違う」などと、実際その場で弾いてみせたという逸話まで残っています。


なお本作のタイトルチューン"Centerfield"は、今では各地のメジャーリーグのゲームにおいてスタジアムでのBGMに使用されているベースボール讃歌として、ファンから愛され続けているスタンダードナンバーとなりました。


FUJI ROCKでJOHN FOGERTYのステージを偶然観て、C.C.Rに興味を抱いたロック大好きな若いそこの君...C.C.Rのベストアルバムと一緒にこのセンターフィールドも、ぜひ聴いてみてちょうだいね! 

〈アーティスト〉JOHN FOGERTY / ジョン.フォガティ

〈アルバム.タイトル〉CENTERFIELD / センターフィールド

〈リリース/レーベル〉1985 / WARNER BROS.