70年代、盟友ジャクソン.ブラウンのバックバンドに参加以降数々の名作で客演、マルチギタリスト、フィドラーとして好サポートをしてきたデヴィッド.リンドレーが、自身のバンド「El Rayo-X」を率いて発表した初のリーダーアルバム。プロデューサーにはジャクソン.ブラウンも名を連ねており、バックコーラスでも参加!
ロックンロール/オールディーズの名曲やトラディショナルソングのスタンダードナンバーを、解放感いっぱいのレゲエタッチで聴かせる、リゾート感覚のトラディショナルサウンドがとにかく聴いていて心地好い一枚です。
レゲエのリズム+R&Rのビート、さらにはブルース、カントリー、フォーク、ケイジャンにハワイアンミュージックまで...さまざまなルーツ系音楽を吸収したスタイルは、無限の広がりと、やがて後にやって来るワールドミュージックブームや、無国籍音楽的ジャンルの台頭を予期させるものを感じさせてくれます。
まあ難しく考えず"だらーん"とした脱力系サウンドに浸りたい方には絶対オススメのアルバム!
今だにステージで演奏され続けている"She Took Off My Rodeos"を筆頭に、"Bye Bye Love""Mercury Blues""Twist And Shout"など、お馴染みのナンバーがゆるーいヴァージョンに料理され、もう気分は南国のリゾート気分!
中でもマイフェイバリットは、ニューオーリンズサウンドの重鎮ヒューイ.ピアノ.スミスのカヴァー"Tu-Ber-Cu-Lucas And The Sinus Blues"...もう、コレで決まり!
とにかくすべてが聴いていて気持ちいい! 気持ち良すぎるぅ~~!
【アーティスト】 DAVID LINDREY & EL RAYO-X /デヴィッド.リンドレー&EL RAYO-X
【アルバム.タイトル】 EL RAYO-X /化けもの
【リリース/レーベル】 1981 / ASYLUM