ミシシッピ州出身の超絶スライドギタリスト、ソニー.ランドレス 1995年発表の大傑作アルバム!
アメリカン.ルーツ系ミュージックにどっぷりと根ざし、ブルース、カントリー、ケイジャン、ザディコなど様々なエッセンスを消化させながらも、ストレートなロックフィーリング的アプローチで聴かせる、アメリカ南部色感丸出しの音作りが心に響き渡る大絶讚の1枚です!
独自に編みだした「ビハインド.ザ.スライド奏法」と呼ばれるハイテク感バリバリのスライドギタープレイが縦横無尽に飛び交うインストナンバー"Native Stepson"は、スライドギターマニアよだれもんの一曲。マジでぶっ飛ぶ!...絶対必聴の価値あり。
おっと、ギタープレイばかりにどうしても気が行きがちになってしまいますが...、声質は細いが意外にもメロウな歌声のヴォーカル、ポップでメロディアスな粒揃いの楽曲群、アレンジの素晴らしさ...なども本作品の完成度の高さの一端を充分なまでに担っていると言えるでしょう。
彼の代表曲でもあり、ゲスト参加のマーク.ノップラー(Guitar)、アラン.トゥーサン(Piano)らが渋いプレイを聴かせる"Congo Square"もかなり強力。
極めつけは南部叙情歌のような趣を放つ必殺の名曲"Cajun Waltz"に、ラストを飾る何処となくザ.バンドを彷彿させる"Great Gulf Wind"...もう、思う存分泣いてください!
【アーティスト】SONNY LANDRETH / ソニー.ランドレス
【アルバム.タイトル】SOUTH OF I-10
【リリース/レーベル】1995 / ZOO