1985年のデビューから、1990年代初頭にかけてヒットナンバーを連発し、カントリーチャートを賑わせたカントリーグループ、RESTLESS HEART (レストレス.ハート)の代表作とも呼べるセカンドアルバムを御紹介します。
当時の彼らはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、本作はアルバムチャートで1位を獲得、さらにはシングルカットされた4曲"That Rock Won't Roll" "I'll Still Be Loving You" "Why Does It Have To Be " "Wheels"が立て続けにカントリーシングルチャートでNo1となる快挙を達成させ、一躍トップシーンへと駆け上がり「ポスト、アラバマ」あるいは「80年代のイーグルス」などとも賞賛され人気を獲得しました。
個人的にはドライヴィングミュージックに持ってこいのウエストコースト風ロックチューンの"Wheels"と、ポップチャートにもランクインしたラリー.スチュワートの甘いヴォーカルが素敵なラブバラード"I'll Still Loving You"がベストトラックで、当時の自分にとって超ヘビーローテーションナンバーでした!
レストレス.ハート最大の魅力は、なんと言っても爽やかなハーモニーと美しいメロディーライン、そしてモダンでポップに味付けされた親しみやすい音作りにあると言えるでしょう。
しかし洗練されてはいるけれど、カントリミュージック本来の持つ「人の暖かさ」「心の故郷」「懐かしさ」などの要素もしっかりと感じさせてくれる彼らの楽曲は、都会暮らしに疲れた心を一瞬にして癒してくれる、まさに清涼剤のような役目を果しているのかも?
...などと、アルバムラストから2曲目に収録されている隠れ名曲"New York"を聴いていて、そんな風に想い浮かべてしまいました......なんてな!
〈アーティスト〉RESTLESS HEART / レストレス.ハート
〈アルバム.タイトル〉WHEELS / 孤独のハイウエイ
〈リリース/レーベル〉1986/ RCA