ウエスト.ヴァージニア州出身、我々数少ない日本のカントリーミュージック愛好家の間では、ブラピならぬ"ブラペ"の愛称で親しまれている? 今世紀最高のカントリーパフォーマー、ブラッド.ペイズリーの1999年リリース、衝撃のデビューアルバム「WHO NEEDS PICTURES」を御紹介します。
オープニングを飾る"Long Sermon"でノッケからフルスロットル全快!バキバキのカントリーギターで幕を明け、いきなり度胆を抜かれます! フェンダー.テレキャスから繰り出される超絶テクニックによるカントリーギターに、正統派カントリーを継承するヴォーカル、おまけにイケメンのナイスガイという...まったく否のうちどころのないデビューアルバムです。
収録曲13曲中12曲は自身によるオリジナルナンバーで、シングルでも大ヒットした"Me Neither"に代表されるアップテンポの楽曲から、アルバムタイトルチューンである"Who Needs Pictures"や、珠玉のバラード聴いていると涙が止まらなくなる"He Didn't Have To Be"同じく、もぅ美しすぎてたまらない"We Danced"など、スロー&ミディアム系の楽曲とが、バランスよく収録されており、選曲.統一感においても文句のつけようのない内容。
必聴は、アルバム終盤Track-12のインスト曲"The Nervous Breakdown"における壮絶なブレイクダウンっぷり!(これはもう絶対にスピード違反でしょ!)そしてラストのセイクレッドソング"In The Garden"へと流れていく感じが、とにかくいいです。
Brad Paisleyは過去2000年と2003年に2度もカントリー.ゴールドで来熊しました。ブラッド本人やバンドメンバー達は、チャ-リー永谷さんのことを尊敬しきっているようですので、ぜひとも3度目のカントリー.ゴールド出演を切望してしまいます。
フォトのアルバムジャケットは、会場でブラッドにサインしてもらったもの、もうひとつはブラッドがステージから放り投げたギターピックで、運良くステージ下で拾った超お宝です! 「BRAD PAISLEY JAPAN 2000」の刻印がレアっぽくていいでしょう。
カントリーソングを歌う者にもっとも必要な"人間的暖かさ"も兼ね備えためちゃくちゃ"いい人"だという点も踏まえ、彼こそ「21世紀ナンバーワンカントリーパフォーマ-」であると断言しちゃいます!
〈アーティスト〉BRAD PAISLEY / ブラッド.ペイズリー
〈アルバム.タイトル〉WHO NEEDS PICTURES
〈リリース/レーベル〉1999/ ARISTA NASHVILLE