アメリカ合衆国が建国200周年を迎えた1976年に公開された、20世紀FOX配給によるドキュメンタリー映画「第二次世界大戦」のオリジナル.サウンド.トラック盤です。
このドキュメンタリー映画は"史上最大の作戦""トラトラトラ"など数々の戦争映画の名シーンと、未公開ニュースフィルムを抜粋編集し制作されたもので、その構成手法はまさに戦争映画版"ザッツ.エンターテイメント"と呼ぶに相応しい作品に仕上がっています。
さらに注目すべきが、この豪華絢爛2枚組のオリジナル.サウンド.トラック盤です!
戦争を知らない若いビートルズ世代へのメッセージを込め、全編に渡りロンドンシンフォニーとロイヤルフィルハーモニーオーケストラをバックに、希代のロック/ポップアティースト達とのコラボによるビートルズナンバー26曲を堂々収録。(+2曲、エルトン.ジョンの"Lucy In The Sky-"ティナ.ターナー"Come Together"のみ既発曲)
当時人気絶頂期にあったビージーズ、ロッド.スチュワートの参加が話題となりましたが、個人的にはやっぱりブライアン.フェリー"She's Leaving Home"と、ピーター.ガブリエル"Strawberry Fields Forever"をベストトラックに推します!...なんとゆーか、この二人の異才っぷりは凄い!他の人達と比べて世界観が違いすぎるような気がします。
他ではビートルズマニアで有名なジェフ.リン、同じくELO出身のロイ.ウッド、ブギー一筋永遠のB級バンド、ステイタス.クォー、そして今は亡きザ.フーのドラマー、キース.ムーンあたりの楽曲が印象に残ります。
なお本作からは、後にAOR系ロックサウンドで大成功を納める西海岸出身のバンド(当時はまだアメリカン.ハードプログレ風サウンドでした)、アンブロージアの"Magical Mystery Tour"が全米シングルチャートでかろうじてトップ40入りを果たすスマッシュヒットとなりました。
御参考までに〈写真:2〉は封入特典のイラストポスターで、参加アーティスト達それぞれが各国の軍服等を着た姿で描かれています。
それにしても、最上列真ん中の従軍看護婦姿のティナ.ターナーに思わずドン引き...!(笑)なんか怖い、特大の注射器持って追っかけて来そう!
「ロボコンたまー(様)」...って、それはロボペチャでしょ。...ヒドイ締めになってしまい毎度スミマセン!