映画「ビッグ.ウエンズデー」で有名なハリウッドスター、ウイリアム.カットが"真っ赤なスーツのスーパーマンをコミカルに演じた、全米テレビシリーズの人気ドラマ「グレイテスト.アメリカン.ヒーロー」を覚えていますか?
1981年ABCネット制作による作品で、翌年には日本でも放映されかなりの評判となりました。そのテーマソングを歌ったのが、当時26才の無名シンガー、ジョーイ.スキャベリーです。
かつてはジミー.ウェッブに見い出され14才の時にデビューを果します。しかし、順風漫歩かと思いきや...しばらくは中々ヒットに恵まれずにおりました。
そんな彼にチャンスを与えたのが、「ロックフォードの事件メモ」「ヒルストリート.ブルース」「マグナムP.I」などの人気テレビドラマシリーズの音楽を手掛けていたマイク.ポストです。
当時の流行りでもあった都会的センス漂うAORナンバーで、フュージョンシーンの人気ギタリスト、ラリー.カールトンも参加、曲の後半で"いかにもー!"と唸らせるソロを決めてくれています。
結果ジョーイ.スキャベリーにとって最初で最後のヒット曲となり、1981年8月15日から2週間2位を記録する大ヒットを記録しました。まさにこれぞ!正真正銘の一発屋ヒットアーティストの典型ですね。
ところで...この赤いスーパーマンの胸の文字、絶対日本語で"○中"と書いてありますよね?一体何を意味しているのか、30年経った今も永遠の謎です。
〈アーティスト〉JOEY SCARBURY / ジョーイ.スキャベリー
〈タイトル/曲名〉
THEME FROM "GREATEST AMERICAN HERO"(BELIEVE IT OR NOT)
グレイテスト.アメリカン.ヒーローのテーマ
〈リリース/レーベル〉1981/ ELEKTRA