前年にリリースされた1作目に続き、翌1999年に発表されたウインダムヒルの人気アコースティックギター、コンピレーションの第2弾。
好評だった第1弾でのテーマはそのままに、名器Taylor Guitarの魅力を最大限に引き出し、生ギター1本だけでも、これだけ聴き手を感動させることが出来るという素晴しさを実証した1枚だと言えるでしょう。
プロデューサーを務めるのはテイラ-ギター社長のT.J Baden氏、さすが自社製品への愛情がアルバム全編に注ぎ込まれています。社長本人による演奏もTrack-9 "Opportunity"で聴くことができます。
今回の参加アーティストは、Doyle Dykes、Bob TaylorなどTaylor Guitarにゆかりの深い人に加え、ロック/ポップフィールドからも有名ギタリスト達が名を連ねています。
Steve Lukather、ボンジョヴィのRichieSambora、懐かしのLoggins & Messina、フォーク/カントリー系からは、Nanci Griffith、Clint Black、Rodney Crowellなど...。
取り上げている楽曲も、かつて自分が書いた自作ナンバーからスタンダードの名曲までジャンルを越えてさまざまです。中でも私のお気に入りは、ビーチ.ボーイズ...というよりブライアン.ウイルソン作の名曲"Caroline,No"を、元カ-ズのギタリストElliot Eastonが情感豊かにプレイするTrack-5、
そしてTOTOでおなじみ、Steve Lukatherがジョン.コルトレーンのナンバーをクールに表現したTrack-8"Naima"、ニ-ル.ヤングの名曲"After The Goldrush"の美しいメロディーを余すことなく伝えるBob Taylorの優しいタッチがたまらなくいい~、Track-12など、どれもこれも珠玉の名演奏ばかりです。
ぜひ御購入の際は、VOL.1 & VOL.2 、2枚セットでお楽しみください!
〈アルバム.タイトル〉Sounds Of Wood & Steel 2 ~ A WINDHAM HILL COLLECTION / V.A
〈リリース/レーベル〉1999/WINDHAM HILL