「なぜ閉店前の値引きが儲かるのか」 管理会計の基本が学べます
「なぜ閉店前の値引きが儲かるのか」は、大学の経営学部教授である「岩田康成」さんが書いた「管理会計」の基本書です。
管理会計とは「どうすれば儲かるのか」を考えるときに役に立つ道具と方法を提供するものです。
損益分岐点や収益構造分析予算、原価の管理、、事業戦略分析、業績評価、企業価値評価について具体例を示しながら、対話形式で解説をすすめています。
「なぜ閉店前の値引きが儲かるのか」のタイトルに引かれて読んだのですが、私には内容が少し難しく感じました。
前半部分は、身近にあるケーキ屋やラーメン店、イタリアンレストランを例にして、損益分岐点や限界利益を説明していますが、後半になると専門用語の説明のみとなっています。
経営や会計の専門用語がたくさんでてくるので、これらの用語に苦手意識のある人は最後まで読み終わらない内に本を閉じてしまうのでは?と思いました。
できるだけわかりやすく説明しようとしていますが、全体的に文章がかたいです!せっかく対話形式で説明しているのですから、もう少しユーモアをまじえて、身近な例をあげながら説明してもらうとわかりやすかったかもしれません。