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牛丼一杯の儲けは9円「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学

牛丼一杯の儲けは9円「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学

「牛丼一杯の儲けは9円」は現役バイヤーで「購買ネットワーク会」幹事の坂口孝則さんが書いたモノの値段と利益、仕入れの仕組みに関する書籍です。


商売の基本はできるだけ安く仕入れて、仕入れたものをできるだけ上手く使うこと!成功している企業は多様な仕入れの工夫があり、利益のでない企業の仕入れはどこも似通っているのだそうです。


著者の坂口さん自身、入社した会社で仕入れ担当になり、幾多のトラブルや失敗を経て仕入れの難しさ、厳しさ、工夫、アイデアを学んだそうです。


この「牛丼一杯の儲けは9円」では、牛丼一杯、ブランドバッグ一個、テレビ一台、コーヒー一杯、自動車一台の原価、利益を紹介しながら、企業がどのようにして利益を上げているのかをわかりやすく説明しています。


私も学生時代牛丼屋でアルバイトをしていましたが、そのとき店長から牛丼一杯の利益は10円と聞いたことがあります。そのときは、それしかないの?本当?と半信半疑でしたが、この本を読む限り本当のようですね。


企業の利益に直接影響を与える仕入の現場では、売り手と買い手の仁義なき戦いが繰り広げられています。この本で紹介されている、仕入れの工夫や失敗、トラブル、詐欺などの事例を知っておくだけでもモノの値段に対する見方が変わってきます。


企業の仕入れ担当者、バイヤーの方だけでなくモノの値段に興味がある人は読んでみてはいかがでしょうか。