スーツは依然として男性の最も確実なビジネススタイルで、男性が最も大きく投資している服です。美しい生地で深みのある力強い色の、仕立てのよいスーツが適当である機会は頻繁にあります。
役職によってはこのようなスーツが日常的に必要になります。そうでなくても、月に二回ぐらいは着るべき機会があるでしょう。
スーツを賢く選ぶためには、質のよさがどうあらわれているか、どんな選択肢があるのか、自分の体型や肌の色を考え併せるとどうなのか、といったことを理解していないといけません。
二つボタンのシングルジャケットは、ラベル(下襟)が長いためにほっそりしたラインになるので、どんな人にも合います。胴体を細長く見せてくれます。
三つボタンは、ボタン位置が高めになるのでVゾーンが短くなり、それに反比例してラベルの幅が広く見え、太目の男性だと角張ったシルエットになります。また、シャツや胸、ネクタイは、あまり見えません。
最高級のジャケットであっても、しっかりフィットしていないと不格好に安っぽく見えてしまいます。直しのできるところは手を加えますが、サイズをもっと大きいものや小さいものに替えるとか、別のブランドのものに替えるといったことが必要な場合もあります。
フィットしているかどうかを見るには、まず肩をチェックします。肩が合わないジャケットは、どう直しても絶対にフィットしません。
やせている人は縦のストライプを避けるべきです。ミューテッドの生地、適度に入った肩パッド、ふた着きポケット、折り返しのあるズボン、襟と襟の間のあきが少し広いシャツ、水平に柄が入ったネクタイ、これらはすべて横幅があるように見えます。
小柄な男性は、ピンストライプが細いチョークストライプの入った、シングルの・・・ここから先は「成功する男の服装戦略」をお読みください。
おすすめ度☆☆☆☆
私は以前営業をしていたことがあるので、スーツは10着近く持っていました。収入が少ない時期だったので、既製品のスーツを買っていましたが、なかなか自分の体形にフィットするスーツってなかったですね。
本当はオーダーメイドのスーツが欲しかったのですが、値段が高くて手が出せませんでした。既製品のスーツでも安っぽく見えないように、できるだけ体型にあったものを選ぶようにしていました。型崩れしたスーツはみっともないですからね。
あと、しわが目立たないようにアイロンをかけていました。特にジャケットの背中とズボンのお尻部分はしわがつきやすいので注意していました。
この「成功する男の服装戦略」では、ビジネススーツの選び方以外にも、シャツやネクタイのコーディネート、靴やベルト、サスペンダー、ハンカチ、アクセサリーなどの小物の選び方も掲載されています。身だしなみやカジュアル服についても書かれている情報量の多い書籍です。
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ビジネスカジュアルとトラッドな服装
ベースラインカジュアルの装い
スーツの選び方を知りたい方
ネクタイ、シャツ、靴、小物の選び方がわからない
スーツのコーディネートに興味がある
自分の体形に合う服を選びたい
ビジネスマンの身だしなみ
オーダーメイドとフォーマルウェア
書籍タイトル:成功する男の服装戦略 ビジネスマンの服の揃え方
定価:1,200円