自分の力を信じることができれば、ポジティブスパイラルに入ることができる。どんなことでも構いません。困難にぶつかって、出口がみつけられなかったら、過去の成功体験を振り返って、自分の元気になる力を引き出してください。
そして、ポジティブスパイラルのなかで、新たに経験するいばらの道を乗り越えられれば、自分を信じる力はより一層高まります。「自分の力を信じる感覚」は、自己効力感と呼ばれています。
自己効力感。ちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、これは心理学者・バンデューラが提唱した概念です。簡単にいうならばこうです。自己効力感とは、自分のもつ力を信じること。
人間のココロの働きのなかで、自分のもつ力を信じるほど、力強いものはない。自己効力感は自分の成功体験からだけでなく、自分と似たような立場の人の成功体験でも、高めることができます。
「あいつにできたんだから、俺にだってできる」という感覚です。自分と似たような経歴をもつ先輩や上司の成功体験を知ることができれば、困難を乗り越えるためのコツをつかむことができます。
「俺にだってできるかもしれない」と思えたら、あとはその人がやってきたことと同じようにやればいいのです。自分だけではなく、他人の経験にも、どんどんと目を向け、自己効力感を高めましょう。
人間には、2通りの生き方があります。1つは、客観的に自分を見つめることで、「無理だ」とあきらめること。もう1つは、客観的に自分を見つめることで、変えてやろう!どうにか乗り越えてやろう!と、歩いていくこと。
ときに無意識に、ときに意識的に、わたしたちは2つの選択をしています。どちらの生きかたがいいのか?どちらの生きかたがハッピーになれるのか?はたまた、どちらが正解なのか?答えは、自分次第です。自分が納得できるかできないかで、すべては決まってきます。
自分を変えたいと思い続ければ、思い続けるぶんだけ、もう1歩進む勇気が湧いてきます。自分を客観的に見ることは、決してたやすいことではありません。自分の能力のなさに、ショックを受けることだってあるでしょう。
でも、自分を知る勇気をもたない限り、なりたいものになることも、成長することも、ありません。すべては、自己を受け入れることから始まるのです・・・ここから先は「なりたい自分に変わる9:1の法則」をお読みください。
おすすめ度☆☆☆☆
自分を変えたいと思うときって、何かの壁にぶつかっていたり、自分に自信が持てなくなっていたり、このままでいいのだろうか?と不安を感じていたりします。多くの人が30歳前後でこのような気持ちになるのだそうです。
高校や大学を卒業して会社に就職。がむしゃらに仕事をしてきたけど、30歳を前にしてふっとこのままでいいのだろうか?という漠然とした不安感に襲われます。
でも、自分を変えるって本当に難しいことです。一歩を踏み出す勇気がなかなかでないのです。誰かに背中を押してもらえれば楽なのですが真剣に悩んでいるときって、誰かに相談したりすることもできず、自分ひとりで悩んでしまいがちです。
最終的には、自分の力を信じることができるかどうかで決まります。「自分ならできる!」と思えば行動に移すことができるし、「自分には無理だ!」と思えば今の環境を変えるときではないのかもしれません。
でも、「自分を変えたい!」と思ったということは、「今のままではダメだ!」と感じているわけですから、この段階で、すでに半歩前へ踏み出しているのだと思います。
もやもやした気持ちのまま過ごすのもしんどいので、やがてもう半歩踏み出すときが来るはずです。そのときには「自分の力を信じること!」それができれば自ずと結果はついてくるはずです。
ネガティブな気持ちをノーマルに戻す
ポジティブな気持の効果
自分で納得する答えを自分で出す
元気になる力を探そう!
なりたい自分が定まれば、あとはそれに向かって一歩一歩、歩いていくだけ
信頼できる相手をもつ
まわりの傘を借りよう
自分を変えたいと思っている人
モヤモヤした気持ちを抱えている
ついネガティブな気持ちになってしまう
今の自分に満足していない
やり抜く力を身につけたい
書籍タイトル:なりたい自分に変わる9:1の法則
定価:1,300円