だれもが怒られるのはいやで、ほめられるのが好きです。では皆さん、十回怒られて十回ほめられるのと、一回怒られて一回ほめられるのでは、どちらを選びますか。
多くの人は怒られるのも一回、ほめられるのも一回のほうを選ぶのではないでしょうか。それというのも、怒られるというのは、単に怒られることになった原因を反省させられるだけでなく、自分という全人格を否定されるような気持になるからです。
一方、ほめられたからといって全人格が認められたという気持ちにはなりません。こうした気持ちが仕事の上でどのような働きをするかといえば、失敗への恐れです。失敗して怒られたくない、という気持ちが生まれます。
こうなると次にくるのは、失敗する確率の高い仕事はしたくない、という気持ちです。仕事のモットーは「安全に、安全に」となってしまいます。
問題となるのは、この悪循環に陥った瞬間、進歩がなくなることです。これは会社にとっても困ったことですが、それ以上に陥った人にとって大問題となります。
自分の可能性を限定することになってしまうのです。可能性の限定は、マイナスへマイナスへと自分を引き込み、ついには自己否定へとつながります。
自分の全人格を否定される気持ちを一瞬でも味わいたくないからといって、本当に自分を否定するようになっては元も子もありません。
仕事で怒られるというのは、決して全人格を否定されることではないのです。失敗して怒られることを恐れるより、絶対に失敗しない道を選んでしまうことを恐れてください・・・ここから先は「リーダーのための朝礼・ミーティングの活力話材」をお読みください。
おすすめ度☆☆☆☆
現在日本の企業の中で朝礼を行っている割合はどのくらいあるのでしょうか。統計がないためはっきりした数字はわかりませんが、私がこれまで関わってきた会社では90%以上の会社で朝礼を行っていました。それだけ多くの会社で朝礼を行っているのです。
では、会社にとって朝礼を行う意味はなんでしょうか?仕事に入る前の儀式、業務連絡、職場のチームワークを高める、士気をあげるなどの理由があげられます。
業務連絡程度の短い朝礼なら特に問題なく進行させることができますが、テーマが決まっていて、そのテーマに沿ったスピーチを行うにはそれなりの経験が必要になります。
現場のリーダーとなり、朝礼でスピーチを行う立場になったときには本当に困ります。何かためになる話しや、気の利いた話しを混ぜてスピーチを行いたのですが、そんな話しはそうそう思い浮かびません。
そんなときに役に立つのが今回紹介した「リーダーのための朝礼・ミーティングの活力話材」です。
「働くムードを盛り上げる話」「自分を啓発する話」「実務のヒントになる話」「職場の人間関係を育てる話」「ビジネスマナーとルールの話」「職場行事、時節の話」に分類された「ためになる話し」が約240も紹介されています。
職場の環境や自分の経験にあてはめアレンジしていけば、話しのネタに困ることはないでしょう。どの例文も短すぎず、長すぎずちょうどよい文章量なので活用しやすいです。ためになる話しのネタを探している人にはおすすめできる本です。
嫌いな人から学ぶ
ゴールの途中に目印を立てる
横並びの考え方を改める
セールスは「話す」より「聞く」
あいさつは「心の架け橋」
クレームの責任転嫁をしない
縄張り意識は組織の敵
苦手な人の心を開かせる
社章には重い意味がある
朝礼でためになる話をしたい!
スピーチが苦手
ちょっとした話しのネタが欲しい
職場のムードが上がるような話しがしたい
行事に関するスピーチのネタが知りたい
コミュニケーションがよくなる話しがしたい
書籍タイトル:リーダーのための朝礼・ミーティングの活力話材
定価:1.200円