ビジネスの場では、自分の意見が通らないからといってケンカをするわけにはいきません。大人としては、あくまでも話し合いで解決をはかるのが常識です。しかし、ときには議論が熱くなり、一触即発となりかねないこともありますね。
そうしたときに、感情的になってしまっては「負け」です。あくまでも冷静沈着に対応することが求められます。それには、自分のなかに、どうしても譲れない点を決めて、それ以外は多少の妥協もよしとする必要があります。
あるいは、これ以上は下がれない一線を引き、そこまでは譲歩することです。ときには、相手がケンカ腰になったり、無理難題を押しつけてきたりすることがあるかもしれません。
そんなときでも「負けるが勝ち」と心得ていれば、動揺することはないはずです。たとえば、「こちらの都合ばかり主張しすぎたかもしれません。
私のほうでも、もう一度、計画を見直してみます」そう提案すれば、相手も「よろしくお願いします」と言わざるを得ないでしょう。
ケンカになるのを上手に避けるのも、大人のコミュニケーションのひとつです。さらに、「もう少し時間をいただけますか。考え直してみますので」などと話をいったん持ち帰ることを示唆しながら、その場で結論を出さずに、相手を冷静にさせるために時間かせぎするのもテクニックです。
ただの知り合いであれば、「あの人とは二度とつき合わない」ですみますが、ビジネスの場であれば、やむを得ず関わり合いを持たなければならない相手もいることでしょう。ときには、相手がムカつく態度をとることがあるかもしれません。
しかし、「これは仕事で、自分の人格とは別のもの」という考え方で対処すれば、あなた自身が心を傷めることにもならず、ストレスはたまりません・・・ここから先は「精神科医が教える 人間関係のストレスがゼロになる本」をお読みください。
おすすめ度☆☆☆☆
どんな職種でも、どんな職場でも自分と相性の悪い人はいます。態度の悪い人、横柄な人がビジネスの相手であればなおさら厄介です。
プライベートな付き合いであれば、関係を絶つこともできますが、仕事であればそうもいきません。相手の言うなりになってばかりでは自分がみじめに思えてストレスもたまります。
たまったストレスが爆発して取引先とケンカ!会社をくびになってしまった!・・・そんなことにならないためにも、イライラしたときは「負けるが勝ち」という言葉を思い出すようにしてください。
日常生活やビジネスの場で起こる様々なトラブル!その原因の多くが人間関係です。困った上司、残念な部下、無神経な同僚、迷惑なご近所さん、そんな人たちに遭遇したときどのようにすればストレスを感じることなく対処することができるのか。
今回ご紹介した「精神科医が教える 人間関係のストレスがゼロになる本」では、対人ストレスの予防法、トラブル回避法、問題を上手にかわすコミュニケーション術、会話術などの項目にわけ、これらの問題の対処法を説明しています。
人間関係でイライラ、くよくよすることが多い方にはおすすめできる本です。ストレスが軽減し、楽な気持ちで生活をおくることができるようになりますよ。
できることは引き受けても、できないことは断る。それが本当にいい人です。
ケンカの相手も「どうやって振り上げたこぶしを下ろそうか」と考えているはず
「100円貸して?」と言われたら、1000円貸してしまう。
相手の名前を呼べば、仕事の話も進展しやすくなります。
どんなに忙しくても、話しかけられたら話を聞くこと
部下の失敗は上司にも責任がある
噂話とは距離をおいて、別の話題に切り替える
「よい加減に」ほめるのが効果的
オヤジギャグにも愛想笑いでつき合う
時間を気にしていることをさりげなく伝えるには
人間関係のトラブルを抱えている
職場に苦手な人がいる
すぐにケンカ腰になってしまう
取引先とうまくコミュニケーションがとりたい
厄介な人が周囲にいる
日々ストレスを感じている
聞き上手になりたい
書籍タイトル:精神科医が教える 人間関係のストレスがゼロになる本
定価:1,400円