「ごはんは重いなあ」という朝は果物を食べます。午前中、体は排泄に力を傾けています。胃は本来の働きをしません。
前夜、遅くまで飲んだり食べたりして胃がもたれていたら、おかゆでも胃に負担をかけます。そんなときは、胃を休めたほうが健康的です。
とはいっても、1日のリズムをつくるために、食事は必要です。リンゴやイチゴなどの果物を食べて、体に熱をつくり活動のスイッチを入れます。
果物に含まれる果糖は、即効性のある燃料源です。体温がすぐに上がり、脳も働いて集中力が高まります。果物の多くは、体を冷やしますが、リンゴやイチゴは比較的冷やしにくい果物です。
冷やす果物でもバナナ、キウイ、パイナップルには消化を助ける食物酵素がたっぷり含まれています。
食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富なうえ、消化にいいので胃にやさしい食材です。朝のフルーツには最適です。
リンゴには、「やせる仕組み」の褐色脂肪細胞を刺激する成分(クロロゲン酸)が豊富です。皮の近くに多くあります。皮ごと食べるか、農薬が気になるなら薄くむいて食べましょう。
バナナ、ゴボウ、サツマイモ、ジャガイモなど、切り口が茶色くなる(クロロゲン酸の作用)果物、野菜に含まれています。
褐色脂肪細胞の働きが活発になると、代謝が上がるだけでなく、体に糖が吸収されるのを防いでくれます。また、質のよい食物繊維があり、余分な栄養分を吸収して血糖値を上がりにくくします。
ジュースにするなら、お手製にします。野菜ジュースもそうなのですが、市販のジュースは、ビタミンCなどの栄養が製造過程で減っています。
朝ごはんが苦手だからといって、いつも果物を少しだけだったり、あるいは抜いたりしていると、体は肥満系に傾きます。
果物だけの朝ごはんは、たんぱく質がとれないなどの栄養のかたよりがあります。また、カロリーを1日の量の4分の1をとらなければ、体のリズムがつくれません。
果物だけで、それだけの量をとるのはたいへんです。朝ごはんがきついときでもけっして抜かないで、果物かフルーツジュースをとります。
果物だけの朝は、あくまでも胃が重いときの臨時の代用です。・・・ここから先は「30代からのシンプルダイエット」をお読みください。
おすすめ度☆☆☆☆
夕飯をがっつり食べても若いころはなんともなかった体ですが、年齢を重ねていくと、朝起きたとき「胃が重い」と感じるようになります。
胃もたれしたり胃が重いと感じると食欲がなくなり、つい朝食を抜いてしまうという方は少なくありません。
最近は朝食を抜く人が増えているそうですね。「朝食は食べないほうがいい」「いや、朝食を抜くと体に悪い」など健康を扱う番組でよくとりあげられるネタですが、私は何も食べないと調子がでないので、バナナを食べるようにしています。
胃が重いときの朝食にはバナナの他にもリンゴやイチゴが効果的なようです。今回紹介している「30代からのシンプルダイエット」では、ダイエットや健康に関する様々な情報をとりあげています。
体が変わり、太り方も変わってくる30代以降は、20代と同じダイエットをしても成果が得られなくなります。
無理なダイエットは体型がくずれる原因となり、さらに、肌の艶や張りがなくなり老化を促進させます。
30代からのダイエットは食事や運動、睡眠の基本的な生活習慣を改善して「やせる仕組み」の機能を目覚めさせることが大切なのだそうです。「やせる仕組み」さえうまく働けば、体は無理なく自然にスリムになるそうです。
とくに目新しい方法ではありませんが、毎日の生活で実践できる方法を紹介しているので、やる気があればすぐに始めることができます。
やせる時間帯と太る時間帯
ごはん、肉、魚は「これだけ」食べる
体はもともと、極端な減食ダイエットに向かない
便が臭い!ならキウイ
納豆は夕ごはん、卵を朝ごはんで食べる
活性酸素は体の老化を進める元凶
体重を減らすダイエットをすれば、体脂肪が増える
お腹いっぱい食べるごとに体は老けて寿命を縮める
ダイエットホルモンが湧くストレッチ
気がついたときに、片足で1分間立つ
寝る1時間前に、スクワットを10回やる
30代以降に太ってしまった人
つい食べ過ぎてしまう人
胃もたれや胃が重いと感じる日が多くなった
朝食にパンを食べている
きついダイエットで失敗した経験のある方
最近老け込んだと感じている
運動不足を解消したい
書籍タイトル:30代からのシンプルダイエット
定価:1300円