土鍋を使った美味しい玄米の炊き方
近年、おこげや米粒のふっくら感を求めて土鍋でご飯を炊く方が増えています。もちろん玄米も土鍋で炊くことが出来ますので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。まず玄米を軽くこするように洗います。こすり過ぎると栄養素が流れてしまいますので注意しましょう。
洗う際には、白米と違って精米前の状態ですから、ゴミなどが混ざっている場合があります。注意して取り除くようにしましょう。洗米後、玄米の殻をふやかす為に水に浸します。その際苦味やにおいを抑えるために、塩一つまみを入れて3~数時間浸しましょう。
準備が出来たら、早速炊き始めましょう。土鍋に玄米を入れ、玄米の約1.3倍ほどの水を入れます。これは個人の好みもありますので、初めて炊く際の目安程度と考えてください。もし不安な場合は、少なめの量から初めてみるといいでしょう。もし固すぎたり柔らかすぎた場合でも、キノコや卵などと一緒に雑炊にすれば、無駄にせず美味しく食べることが出来ます。
火加減は中火から始め、沸騰したら弱火にします。そこから約半時間炊きますが、土鍋の噴出し穴は閉じておきましょう。炊き上がったら蓋をしたまま10数分蒸らせば出来上がりです。火加減や水加減など、普段スイッチ一つで炊き上がる炊飯器を使用している方にとって、最初は難しいかもしれません。
使う土鍋の大きさや火加減などは、何度も炊いてみて慣れるしかありませんが、ふっくらもちもちの玄米は、そのままでも充分美味しく食べることが出来ます。炊飯器とは違った旨みを味わえる土鍋に是非チャレンジしてみてください。