玄米と発芽玄米の違いは何でしょう?
白米からいきなり玄米へ変えるのは、食感、味、手間などを考えて二の足を踏む方も多いのではないでしょうか。そこでもっと手軽に食べられる玄米をご紹介しましょう。既にテレビや雑誌などでも人気がある、発芽玄米です。
発芽と聞くと苗のように芽が出て根が出て・・というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、通常の玄米と見た目はほぼ同じです。米粒についている胚芽の部分が数ミリ盛り上がった程度です。
しかし中の栄養成分は大きく変化しています。これは芽を出すために、米の中心部分の胚乳が酵素によって吸収されやすい成分に分解され、芽が出やすいように外皮も柔らかくなりますので、甘みが増して柔らかく食べやすい玄米となります。
では白米、玄米から発芽玄米を作ることが出来るかといえば、状態によって違います。白米はもちろん芽が出ることはありません。これは精米時に糠や胚芽など全て取り除かれているからです。
同じ状態の玄米はどうかというと、市販されている玄米の多くは乾燥や加熱処理されているため、芽が出ることはまずありません。栄養豊富で食べやすい発芽玄米を自分で作ることも出来ますので、玄米の加工状態や発芽の可能性の有無などを確認して購入するようにしましょう。
他にもお勧め点があります。通常の玄米は洗米後、何時間も水に浸す必要がありますが、この発芽玄米はその必要がありません。ですので白米に混ぜて炊飯器で炊くことが出来るのも大きな特徴です。好みに合わせて白米と混ぜたり、慣れてくれば発芽玄米だけにしても良いでしょう。