発芽玄米を安く手に入れる方法・自宅で発芽玄米をつくる
手軽に発芽玄米を食べるために、自分で作るという方法もあります。一般に市販されている玄米は発芽しないよう処理されていますので、発芽可能な玄米を選び、ご家庭でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まず購入した玄米を、浅くて広い容器に入れます。次に玄米がひたひたになるまでぬるま湯を注ぎます。手で触ってみてぬるく感じる程度ですから、約30度前後がいいでしょう。お湯の温度が暑すぎると玄米が茹でられてしまいますし、冷たすぎると発芽しません。
玄米とぬるま湯を浸した容器に、多めに空気穴を開けたラップで蓋をします。この状態で夏場なら約6時間、冬場なら約8時間ごとにお湯を変えながら発芽を待ちます。このとき、なるべく一定の温度を保つことが重要で、日中は日のあたる場所、夜は火を使う台所などに置くと良いでしょう。
少し温かい状態を保つことで、発芽しやすくなります。発芽の目安は、0.5mm~1㎜程度です。発芽といっても少し膨らむ程度で大丈夫です。全ての玄米が発芽しない場合もありますので、その場合は2日程度で終了しましょう。芽が伸びすぎると食べられなくなってしまいます。
発芽させたことで、外皮が柔らかく米の成分が酵素によって分解され、消化吸収も良くなっています。市販の発芽玄米は白米よりかなり高価ですので、継続して食べ続けることが難しい場合も多いようです。自宅で安価に発芽玄米を作れば、手軽に豊富な栄養素を摂り続けることが出来るでしょう。