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精米歩合(せいまいぶあい)と玄米の栄養

玄米は栄養があるのはわかっていても、やはり白米に比べると美味しさでは劣り、炊飯の手間などで敬遠される方も多いと思います。近くのスーパーでお米を購入されている方は、わざわざ玄米を購入しなければいけないという二度手間もあり、玄米食は敬遠されがちです。


そこで、玄米を購入する機会があれば、精米歩合(せいまいぶあい)を変えてみてはいかがでしょうか。精米歩合が少ないほうが玄米に近く栄養価も高くなります。


まず10分づきというのが、いわゆる精白米です。糠や胚芽など余分部分を全て取り除き、胚乳だけの状態です。甘みがあり美味しいですが、栄養価は大幅に減っています。


次に7分づきは白米に胚芽部分が少し残った状態です。胚芽の栄養は残っていますが、白米により近い状態です。5分づきは外皮が少しだけ残った状態ですが、胚芽の栄養はそのままで玄米の香りとお米の甘みを味わうことが出来ます。


その後は3分づき、1分づきと徐々に玄米に近づいていきます。1分づきは限りなく玄米に近いですが、表面を少し削ってあるので、普通の炊飯器で炊くことが出来ます。


玄米が苦手な方は、7分づきから始めてみてはいかがでしょうか。胚芽の部分が少し残っているので、精白米より栄養がありますが、癖が無いため食べやすいようです。慣れてくると5分づき3分づきと変えてみると良いでしょう。


精米したてのお米は美味しいものです。精米した時点から味や風味が落ちてしまいますので、少しずつ精米するか、精米後は冷蔵庫で保管して早めに食べきるようにしましょう。