悪質な消費者金融にだまされないためには・・
気軽にできるキャッシングだからこそ、借入をする時はその会社が信用できるかどうかの判断が必要になってきます。現在は、賃金業規制法によってキャッシングは法に定められた枠組みの中でしか貸し借りはできなくなっていますが、実際は出資法をはるかに超えた金利で貸付業務を行う悪徳業者がはびこっているのが現状です。
悪質なキャッシング業者から騙されないようにするには、その詐術をよく知っておくと良いでしょう。その上でどうやって対応するかで被害は未然に防ぐことができるようになります。キャッシングを行える貸金業者は、都道府県知事か財務局長の登録を受ける事で業務が出来るようになります。その登録も3年毎の更新が課せられています。
登録番号は「東京都知事(2)第54321号」というような表記になっています。カッコ内の数字が登録した回数を表わしており、その数字で業者の社歴を窺うことが出来ます。数字が多いほど長く続けているという事で、逆に数字の少ない業者は実績がなく、悪質な業者の可能性が高いという事を覚えておいても損はないでしょう。
貸付業登録番号を確認して信頼できる業者かどうか見極めるのは大切な事ですが、中にはその登録番号を偽装して営業している業者もいます。金融庁のホームページ内に「登録賃金業者情報検索入力ページ」がありますので、ここで確認すれば間違いがないでしょう。
また、総理大臣の認可のもと設立された「日本貸金業協会」というものがあります。まともな業者であれば加入しているはずなので、登録番号と共にこちらも確認すればさらに確実でしょう。
また悪質な業者は紹介屋という手口で詐欺行為をする事があります。
安い利息を広告等で提示して、それに釣られて来た客を、言葉巧みに操って他社(グル)から借入させ、それを巻き上げるなどという非道な事を仕掛けてきたりもします。あらゆる形で騙しにかかってくるのが悪質な業者です。お金を借りられるという甘言に乗って欺かれないように気を付けて下さい。