便秘のツボ 合谷、神門、支溝
腹部には、便秘によいツボが集まっています。腹部のツボ刺激では、仰向けの状態からマッサージするのが最も有効で、理想的なタイミングとしては、朝の起床時だと言われています。朝、目が覚めたら、布団やベッドに入りながら押すだけで効果が発揮できます。
また、便秘に効果的なツボは手にもあります。親指と人差し指の根元にある合谷(ごうこく)は、「腸経の原穴」と呼ばれており、大腸の機能を調整する役割があります。そのため、大腸の不具合からくる便秘に対して特に有効です。手にあるツボの場合は、風呂やトイレにいながらでも行えるので便利です。
神門(しんもん)と呼ばれる手首のツボは、自律神経を正常にすると言われており、腸の不具合を治す作用があります。神門の位置は、手首にあるシワの最も小指よりです。骨が若干へこんだ位置にあるので、いちど発見すると次から分かりやすいでしょう。
支溝(しこう)と呼ばれるツボは、手の甲に位置しています。手首の真ん中から、指で4本くらい肘方向へいくと、筋の境目に位置しています。ここを親指で、腕を押さえるような感覚で刺激すると効果があります。
便秘が慢性化すると、美容の大敵である肌あれのほか、大腸ガンや腸閉塞などのリスクも高めてしまいます。食生活では、食物繊維やこんにゃく、ヨーグルト、オリゴ糖などを摂取するのが効果的ですが、さらに高い効果を望むならば、便秘に有効なツボ療法と併用するのが理想でしょう。