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薬物依存症はひとりで治すことが難しい

覚せい剤やシンナーなどの違法薬物への依存のみが、薬物依存だと理解している人が多いようです。睡眠薬などの違法ではない薬に依存した場合も薬物依存症と判断されることがあります。薬物依存はドラッグ中毒ともいわれますが、身体に悪影響を及ぼすものです。


薬物依存症では、該当の薬物を禁止すると、幻覚や幻聴に襲われます。また、手足の震えを感じる人も多いようです。イライラした状態が続き、このような症状を避けるために薬を繰り返し、症状が徐々に悪化して行きます。


最初は、少ない量でも満足できますが、使えば使うほど少量では物足りなくなるでしょう。薬物の効果を感じたいがために、その使用量はどんどん増加していきます。


薬物中毒の怖さは、一生治らないといわれているところにあります。タバコやアルコールと同じようなものではありません。タバコやアルコールは、一度止めればその状態を維持することが可能でしょう。


しかし、薬物はそうはいきません。特に麻薬などの違法薬物の依存症の場合は、一度止められても、再度手を出してしまうそうです。完全に克服するためには、専門機関を利用するしかないでしょう。


専門機関では厳しく自分の精神を鍛えなくてはなりません。またそれでも抜け出せない場合には、薬物に手を出すことができないような病院施設に入って治療を行うようにしてください。


薬物依存症は一人で治すことができません。周りの人に協力してもらう必要があります。最初から絶対に手を出さないということが最も大事なことなのです。