めまいが起きたときの対処
めまいは、いつどこで突然起きるか?全く予想がつきません。もし一人でいるときにめまいが襲ってきた場合、どのように対処したらいいのでしょうか?
まずからだを楽にして横たわるということが第一です。その際は絶対に頭もからだもあまり動かさないようにして、リラックスした気持ちでゆったりと静かに休むようにしてください。
軽いめまいでしたら、しばらくすれば回復してくるものです。しかし、いつまで経ってもめまいが治らないときは、脳内出血の可能性もあり極めて危ない状態かもしれませんので、至急病院に直行することが先決です。
もちろん救急車を呼ぶようにしてください。無理をして歩くことは大変危険です。できれば家族や親しい知人などに連絡して、病院まで付き添ってもらうのがベストでしょう。
めまいは時に、激しい発作をともなうこともありますが、それがもし外出時の電車やバスの中で急に起こったりすると、気が動転し一人でパニックに陥ってしまうこともよくあります、中でも特に恐いのが運転中に起きる発作です。
このような状況時にあわてふためいていたら、大事故にもなりかねませんので、決してめまいによる発作が起きても冷静に心を落ち着けて、平常心を保つことが大事です。
同じように、患者さんを看病する側も動揺してはいけません。とにかく患者さんに安心感を与えるよう心掛け、病状を見守ることに気を傾けるよう務めることが大切です。数時間経過後、激しい頭痛や舌が回らずうまくしゃべれない等の症状が出ていなければもう大丈夫、心配はいりません。
また家に一人でいる時に、めまいが襲ってきた場合の対処方法も全く同じです。家でめまいを起こす例としては、入浴中に起こることが多いと報告されています。
このようなときは、風呂場での転倒を避けるためにすみやかに湯舟から出て、涼しい場所で横になり休むようにしてください。その際テレビや無駄な明かりはすべて消し、できるだけ部屋は暗くして休むようにしましょう。