疲れ目解消にツボマッサージ 睛明、天柱、風池
デスクワークなどの環境は、同じ点を常に注視している状態になるため、目のピント調整機能を悪くしてしまいます。このような状態が継続すると、眼底に負荷が加わるようになり、眼精疲労を引き起こす要因となります。そして疲れ目が進行すると、今度は頭痛や首の痛み・だるさなどを感じるようになります。
目のピント機能の悪化は、同姿勢でのデスクワークやパソコン操作、またテレビゲームなどの環境が特に悪いため、1時間に1回の小休止を設けるべきです。小休止の間は、ただ休憩するだけでなく、疲れ目解消のツボマッサージを取り入れると効果的です。
ツボマッサージでは、睛明が特に有効だとされています。目頭の上部に位置する箇所を指圧すると、疲れ目の解消に役立ちます。ここでは、目の周辺全体を揉みほぐすようにすれば、周辺の血行やリンパの流れが改善し、より高い効果が望めるでしょう。
また、疲れ目を解消するためには、首や腕などのツボを刺激するのも効果的です。天柱と風池は、首の根元に位置しており、強さをコントロールしやすい中指でマッサージすると効果的です。
そのほか、曲池や手千里などの肘の内にあるツボや、手首の外にある養老も効果的です。肘や手首のマッサージを行う際は、親指の腹で指圧するのが適しており、周辺組織を揉みほぐしていくと疲れ目が解消します。
これらのツボ刺激は、仕事中や通勤・帰宅時の電車での移動時にも行えるので、特にデスクワークに従事している人は、積極的に実践するとよいでしょう。