職場でいただいた猿田彦珈琲の季節限定「春うららブレンド」ギフト。桜や若葉をイメージした春らしいパッケージに、中深煎りのバランスの良い味わいが魅力です。プレゼントとしても最適なこだわりの一杯をご紹介します。
猿田彦珈琲の季節限定 春うららブレンド
春を感じるパッケージカラー

職場でいただいた猿田彦珈琲の「春うららブレンド」。桜の花びらを思わせる淡い紅色と、若葉を連想する黄緑を配したパッケージが、まさに春らしい雰囲気を演出しています。
側面にはコーヒーや鳥、花のイラストが描かれていて、全体的にかわいらしいデザインです。この「春うららブレンド」は季節限定商品のようですね。
以前、猿田彦珈琲の「ザフローラル」をいただいたときは、開封時の独特の香りと、強めの酸味に驚かされました。「春うららブレンド」はどのような味わいなのでしょうか。楽しみです♪
春うららブレンドの特徴は?
猿田彦珈琲のWEBサイトによると、春うららブレンドドリップバッグコーヒーの特徴は、中深煎りで冬から春への季節の移ろいをイメージしたブレンドであり、柏餅のようなふっくらとした甘さが広がり、アプリコットやレモングラスの爽やかな余韻が残るとのことです。また、冷めるとピーチのような柔らかなフルーツ感と爽やかに香るフローラルさが心地よく広がるという特徴があるそうです。
私は焙煎しないので詳しくないのですが、生のコーヒー豆を火で煎ることを焙煎といい、焙煎には8段階あり、焙煎時間や温度によって風味のバランスが大きく変わり、浅煎りでは酸味が強く、豆本来の風味が残るそうです。焙煎度合いが進むにつれて酸味は減少し、甘味が増し、さらに深煎りになると苦味が主体となっていきます。
中深煎り(シティロースト~フルシティロースト)は、浅煎りのフルーティな酸味と深煎りの重厚な苦味の中間点に位置し、浅煎りで顕著だった柑橘系やベリー系の酸味が後退し、代わりにチョコレートやカラメルを思わせる芳ばしさが主体になり、苦味が酸味をやや上回る味わいになるそうです。
パッケージのイラストがおしゃれ!

「春うららブレンド」のドリップバッグは5袋入りで、それぞれ異なるイラストが描かれています。
春から新緑の季節をイメージしているのか、やさしいタッチのイラストがおしゃれで、見ているだけで爽やかで清々しい気分になります。
春うららブレンドはどんな味わいなのでしょうか?

袋を開封すると、やや酸味を帯びた独特の香りが広がります。ドリップバッグ上部のミシン目を切り取ると、コーヒー粉がたっぷり(約12g)入っていました。
コーヒー粉はサラサラというよりもしっとりしていて、熱湯を少量ずつ注いで20秒ほど蒸らすと、部屋中に心地よい香りが漂います。
肝心の味わいですが、酸味は感じられるものの、「ザフローラル」のような強い酸味ではなく、やさしい酸味です。苦味とのバランスが良く、後味も爽やかにまとまっています。
中深煎りは、コーヒー豆の個性(産地による特徴)を残しつつ、飲みやすさも兼ね備えているため、「春うららブレンド」のような季節限定ブレンドでは、柏餅のような甘さやフルーティーな香りなど、特定の風味を表現するのに適した焙煎なのでしょう。

「春うららブレンド」と一緒に「アーモンドマーブルショコラサブレ」もいただいたので、サブレを食べながら至福のひとときを過ごしました。
ん~、なんとも美味しい!甘さは控えめですが、チョコとアーモンドの香りがしっかり感じられ、コーヒーとも相性抜群です。
この「アーモンドマーブルショコラサブレ」は数量限定とのことで、猿田彦珈琲のWEBサイトにも掲載されていませんでした。もしかすると、すでに販売が終了してしまったのかもしれません。
ギフトやプレゼントにおすすめ!

猿田彦珈琲の名前はご存じでも、実際に飲んだことのある方はまだ少ないかもしれません。
東京には恵比寿、渋谷、原宿など15店舗がありますが、地方では店舗が限られています。オンラインショップでも購入できますが、価格がやや高めで送料もかかるため、普段飲み用として自分で買うには少しハードルが高いかもしれません。だからこそ、ギフトやプレゼントにぴったりなんです。
自分ではなかなか手が出ないものを、ギフトやプレゼントでもらうと本当にうれしいものです。私も実際にいただいてとてもうれしかったですし、店舗のない地域に住んでいる方にも喜ばれるのではないでしょうか。

ギフトやプレゼントを購入する際は、贈答用の手提げ袋を用意することをおすすめします。
私自身、手提げ袋に入れた状態でいただきました。そのように手渡されるといっそう丁寧な印象を受けます。
また、カバンに入らない場合や他に荷物があるときでも、手提げ袋があると非常に助かります。細やかな気配りを感じられる点も、受け取る側にとってはとても嬉しいものです。
猿田彦珈琲人気の理由
猿田彦珈琲 名前の由来
猿田彦珈琲は日本神話に登場する「猿田彦大神(さるたひこおおかみ)」からその名前を拝受しています。猿田彦大神は日本神話において「みちひらき」の神様として知られ、天孫降臨の際に先導役を務めたとされています。物事の最初に現れ、万事を最も良い方向へ導くという神様の特性にちなんだ、縁起の良いブランド名です。
このブランド名には「コーヒー文化の新たな道を開く」という企業理念が込められています。これは神話における猿田彦大神の役割と重ね合わせたブランドコンセプトとなっています。現在では伊勢神宮近くに公式店舗を構えるなど、神社との協業関係をさらに発展させています。
猿田彦珈琲の特徴
猿田彦珈琲は「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」を理念に、豆選びから焙煎、抽出まで徹底したこだわりを持ってコーヒーを提供しているブランドです。オーナー自ら豆の産地へ足を運び、ブラジル・エチオピア・パナマ・グアテマラなど世界各地から選び抜いた生豆をダイレクトトレードで仕入れているとのこと。これによって高品質なコーヒー豆を確保できるだけでなく、適正価格での取引を通じて生産者を支援しているようです。
猿田彦珈琲の目標は、老若男女問わず誰からも愛されるカフェであり、さまざまなタイプのコーヒー豆を取り揃えることで、どんな好みの人でも自分に合った味を楽しめることを目指しているといわれています。その背景には、創業者の大塚朝之氏が「老夫婦から孫世代まで一緒にコーヒーを楽しむ姿」をイメージしたというストーリーがあるそうです。トレンドを取り入れながらも、昔ながらのコーヒーの魅力を大切にするバランス感覚が、猿田彦珈琲の大きな特徴とされています。
そんな哲学はコーヒーにも反映されていて、「猿田彦フレンチ」はその代表例です。深煎りながらもビターすぎない風味が特徴で、重厚感と甘みのバランスが絶妙と好評を得ています。コーヒーの味わいが多様化して浅煎り人気が高まっている中でも、昔ながらの深みのある味を好む方に支持されており、時間の経過とともに変わる風味も楽しめます。
一方で、より軽やかな味を求める方には「モカマイルド」も人気があるようです。中深煎りで仕上げられたこのブレンドはすっきりとした飲み口が特徴で、ミルクとの相性も良いため、家族みんなで楽しめるコーヒーとして評価されています。
こだわりの焙煎方法
猿田彦珈琲の"心臓部"ともいえるのが焙煎チーム。バリスタがコーヒーを淹れて提供する前に、豆本来の味わいを最大限に引き出すのが「焙煎士」の仕事です。焙煎士は気温や湿度で変化する豆の状態を見極め、そのときどきに最適な焙煎を行います。焙煎後は必ず複数人でカッピング(テイスティング)を行い、意見を交わしながら品質管理を徹底するとのことです。
2017年にオープンした調布焙煎ホールは、猿田彦珈琲の焙煎技術を間近で感じられる旗艦店として注目を集めています。ここでは焙煎所とカフェが一体化した造りになっていて、ガラス越しに焙煎工程を直接見ることができるそうです。
調布焙煎ホールには大小5台の焙煎機があり、中でも「スマートロースター」というコンピューター制御タイプがメインで使われています。熟練ロースターの技術とデジタル制御を組み合わせることで、理想的な火加減を実現しているとのこと。焙煎後は、豆に含まれる水分の蒸発具合を見ながらタイミングを見極め、温度が上がりすぎる前にすばやく冷却して焙煎を止めるなど、非常に繊細な作業が行われています。
焙煎後のコーヒーは「カッピング」と呼ばれるテイスティングを通して、直後と翌朝の2回に分けてチェックされ、これによって味と香りが安定しているかどうかを確認し、必要があれば調整を重ねるそうです。調布焙煎ホールに行くと、こうしたカッピングの様子も見られるとのことで、コーヒーの奥深さを知る貴重な機会になるでしょう。
猿田彦珈琲はまずいという口コミについて
猿田彦珈琲は多くのファンに支持される一方で、「まずい」という口コミも一部で見かけます。そういった声は、主に次の3つの理由に分かれているようです。
1. コラボ商品への不満
コンビニや飲料メーカーとの共同開発商品に対しては、「猿田彦珈琲らしい味が十分に再現されていない」という指摘が目立ちます。たとえば缶コーヒーでは「香りが薄く、コーヒー本来の風味が感じられない」という意見や、コンビニ限定のラテ商品では「甘さとコーヒーのバランスが悪い」という声が上がっています。工場生産の都合上、店舗の味を100%再現するのは難しいのかもしれません。
2. 店舗メニューの品質ばらつき
一部の店舗に関しては、アイスアメリカンコーヒーが「濁った見た目で香りやコクがない」といった評価や、猿田彦フレンチブレンドに関して「名前と実際の味が合っていない」という指摘があります。これらは店舗ごとの品質管理や、お客様が抱く期待値と実際の味わいとのギャップが原因だと考えられます。
3. 価格と期待値のズレ
猿田彦珈琲は比較的高価格帯のブランドなので、その分「値段に見合った味わいやサービス」を期待するお客様が多いようです。ドリップバッグ商品に対しては「同程度の価格帯の他社製品と比べると物足りない」、カフェラテについては「価格に見合わない」という声が寄せられています。
このような厳しい意見がある一方で、店舗で直接提供されるコーヒー自体は高い評価を受けていることも事実です。特に不満が多いのはコラボ商品や一部店舗での体験、あるいは価格に対する期待値の高さに起因するものが大半であり、猿田彦珈琲そのものの品質に関しては概ね好意的な口コミが多いと言えるでしょう。
猿田彦珈琲の人気コーヒー
猿田彦珈琲にはさまざまな特徴を持つコーヒー豆が揃っており、中でも人気が高いのが「猿田彦フレンチドリップバッグ」。深煎りだけれどビターすぎない絶妙な味わいを追求し、日常の中で"最高の一杯"を目指してブレンドされたそうです。パナマ、エチオピアなどを配合し、重厚感と甘みを両立させているのが特徴で、時間とともに変化する風味も魅力とされています。
もう一つ評判がいいのは「大吉ブレンドドリップバッグ」。まろやかな口当たりで飲みやすく、幅広い層から「ちょうどいい」と感じてもらえるバランスの良さが好評で、名前が縁起がいいこともあって、ギフトとして選ばれる機会も多いようです。
また、より個性的なフレーバーを求める方には「浅煎りのシングルオリジン」。月ごとに数種類が入れ替わるため、タイミングによっては珍しい品種にも出会えるとのこと。
カフェインを控えたい方には、カフェインレスコーヒーも用意されています。除去率99%以上を実現しながら、ナッツやドライフルーツを思わせるようなチョコレート風味がしっかり感じられると評判で、「ディカフェとは思えない美味しさ」と好評価を得ています。夜でも安心して飲めるので、体にやさしいコーヒーを探している方に人気があるそうです。
定番のドリップバッグを4種類詰め合わせた「定番のドリップバッグギフト」は、飲み比べに最適です。また、人気のゼリーや焼き菓子のセットもあり、バリエーション豊かなラインナップも猿田彦珈琲の魅力のひとつです。まだ試したことがない方は、ぜひ一度味わってみてください。