仏教が伝来(公伝)したときの天皇は?
仏教の伝来(公伝)には、538年説と552年説がありますが、このとき在位していた天皇は誰でしょう?
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欽明天皇(きんめいてんのう)です。
継体天皇の嫡男で第29代欽明天皇の在位中に仏教が公伝しました。欽明天皇の即位年は謎の部分も多いのですが、仏教公伝時には即位していたと推測されます。
公伝前にすでに渡来人によって仏教は伝わっていたので、伝来ではなく公伝という言葉が使われるようになりました。
百済の聖明王(せいめいおう)が使者を送り、仏像や経典を伝えたとされていますが、その年代は538年説と552年説があります。
「日本書紀」には552年と記載されていますが、現在では538年説が一般的な見解となっています。
奈良県橿原市にある見瀬丸山古墳(みせまるやまこふん)が、欽明天皇の陵墓ではないかと推測されていますが詳細は不明です。