670年に作られた日本最初の全国的な戸籍は?
天智天皇の在位中 670年庚午(かのえうま)の年に完成した日本最初の全国的な戸籍は?
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庚午年籍(こうごねんじゃく)です。
大化の改新では公地公民の制度がとられ、全国の土地はすべて天皇の所有となりました。
646年 改新の詔(かいしんのみことのり)の3条には班田収授を実現するために戸籍・計帳を作成することが記されています。これにより全国を対象にした戸籍の本格的な調査が開始され、670年の庚午年籍で完成したと考えられています。
律令制では戸籍は6年に1度調査され30年間保存されましたが、庚午年籍に関しては氏姓(しせい)の根本台帳として永久保存が義務付けられました。ただし、庚午年籍は現存していません。