天武天皇の命令で編纂が開始された令(りょう)は?
天武天皇の命令で編纂が開始され689年に施行された全22巻の令(りょう)は?
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飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)です。
大化の改新以降、大和政権が目指したのは天皇を中心とする中央集権国家の建設です。その中心となるものが律令で、律は刑法、令は刑法以外の法令(行政法や民法など)です。
天智天皇の近江令、天武天皇の飛鳥浄御原令を経て文武天皇の大宝律令で律令制が整ったと考えられています。
近江令と飛鳥浄御原令には律はなかったとする見解が一般的で、近江令に関しては、存在そのものを否定する意見もあります。