律令制の行政区画である国郡里制(こくぐんりせい)とは?
律令制では地方を国・郡・里に区分しました。これを国郡里制(こくぐんりせい)と呼んでいますが、国・郡・里はどのような基準で分類されたのでしょうか?
答えはこちら
律令制で最小の行政区分が戸です。戸籍を作成する際の基本単位になります。
50戸で1里、2~20里で郡、数郡で国となります。
朝廷から任命された国司(こくし)、郡司(ぐんじ)、里長(さとおさ)がそれぞれの地域を治めました。
715年頃に里を改め郷が採用されます(里長→郷長)。一時的に郷の下に里が置かれますが(郷里制 ごうりせい)740年頃に廃止となりました。