律令制で人民が負担する税「祖(そ)」とは?
律令制では口分田を支給して税金を徴収しました。この税金「祖」とはどのようなものでしょうか?
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律令制では6歳以上の人民に口分田が支給され税金が徴収されました。口分田の面積に応じて稲で納める税金を「祖」といいます。口分田1段につき2束2把(のちに1束5把)の税が課せられました。2束2把といってもピンとこないと思いますが、税率で表すと収穫のおよそ3%になります。祖は地方の財源にあてられましたが、一部は中央の役人の食糧になりました。これを舂米(しょうまい)といいます。諸国には祖を貯蔵する正倉(しょうそう)が建てられ国司が管理しました。