豊臣政権の財政基盤となった直轄領は?
豊臣政権の財政を支えたのは直轄領からの収入ですが、この直轄領を何と呼んでいますか?
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蔵入地(くらいりち)もしくは太閤蔵入地(たいこうくらいりち)です。
蔵入地は大名が直接支配する領地(直轄領)のことです。豊臣秀吉の直轄領を太閤蔵入地と呼ぶこともあります。
豊臣秀吉は全国を平定する過程で家臣や従属した大名に領地を与えていますが、この領地を知行地といいます。
秀吉自身も領地を所有しています。秀吉の領地(直轄領)は畿内を中心に40カ国におよびその石高はおよそ220万石ありましたが、関ヶ原の戦い以降は60万石程度に減っていたとされています。
蔵入地からの収入は減っていたものの、秀吉は莫大な遺産を残していたので、財政は潤沢であったようです。この遺産が大坂の陣で豊臣方の軍資金となりました。