検地に反対して起きた大規模な一揆は?
豊臣秀吉の検地に反対した国人衆や農民が各地で一揆を起こします。1587年には肥後国で、1590年には奥州で大規模な一揆が起きますが、この一揆の名称を答えてください。
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肥後国人一揆(ひごこくじんいっき)と葛西・大崎一揆(かさい・おおさきいっき)です。
肥後国人一揆・・・九州征伐の功績により秀吉から肥後国を与えられた佐々成政(さっさなりまさ)が強引な検地を行ったことに反発して起きた一揆です。
数万に膨れ上がった一揆軍を自力で鎮圧できなかった成政は秀吉の命で切腹となりました。
葛西・大崎一揆・・・秀吉の奥州仕置きの結果、葛西氏、大崎氏が改易となり、かわりに木村吉清(きむらよしきよ)が領主に任命されます。
吉清も成政と同様に検地を強行したため領内で一揆が起きました。吉清は一揆勢に捕えられ幽閉の身となります。伊達政宗と蒲生氏郷の出動により一揆は翌年に鎮圧され、吉清は改易となりました。