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幕府が大名の国替えを行った理由は?

幕府は大名の領地替えを頻繁に行いますが、なぜこのようなことをしたのでしょうか。理由を簡潔に答えてください。

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大名の領地を替えることを転封(てんぽう)もしくは国替え(くにがえ)といいます。

徳川家康も豊臣秀吉の時代には関東への国替えを命じられています。

江戸時代初期には改易や減封、転封が頻繁に行われています。これは外様大名の勢力を削ぎ、親藩や譜代を要地に配置することで、幕府の支配体制を固める狙いがあったとされています。

また、大名の中には何代にもわたり領地を支配してきたものがいます。彼らは国人衆や領民との結びつきも強く、その強さが大名の経済力や武力を支えていました。

転封を行うことで、土地や領民との結びつきを断ち、大名の力を弱めることが目的のひとつであったといえます。