郡代(ぐんだい)と代官(だいかん)です。
江戸幕府の直轄地はおよそ400万石だとされています。この直轄地を治めるために置かれた役職が郡代と代官です。
郡代と代官は勘定奉行の配下に属し直轄地の民政を担いました。
郡代・・・代官のうち10万石以上の直轄地を治める者が郡代です。関東郡代、西国筋郡代、美濃郡代、飛騨郡代の4郡。
代官・・・10万石以下の直轄地を治める者が代官です。代官の所在地や居住地は陣屋(じんや)もしくは代官所(だいかんしょ)と呼ばれました。代官の数はおよそ40~50人です。
*幕府の直轄領を管理する地方官は代官ですが、藩の直轄領を管理する地方官は郡奉行(こおりぶぎょう)です。