江戸時代の職能に基づいた身分制度は?
江戸時代の身分制度(四民と賤民)を簡潔に説明してください。
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士農工商穢多非人(しのうこうしょうえたひにん)です。
士・・・武士
農・・・農民(百姓)
工・・・職人
商・・・商人
穢多・・・下層の身分とされ差別を受けた人々
非人・・・最下層の身分とされ差別を受けた人々
江戸時代の身分制度は支配階級の武士と被支配階級の農工商、差別階級の穢多・非人に分類されます。
農民は武士に次ぐ身分とされてきましたが、最近では農工商の間に身分の序列はなかったとする考えが支持されています。
穢多は「穢れ(けがれ)多き人」という意味で、処刑、埋葬、屠殺(とさつ)など、死に関連する仕事に従事していた人々だとされています。「穢れ」は忌み嫌われたため、これらの職業に従事している人たちが差別の対象とされました。
非人は「人でないもの」を意味し、世捨て人(浮浪者)、乞食、遊芸者、罪人など最下層の身分とされた人々です。