江戸時代の町人が納めた税金は?
江戸時代の町人に課された税金のうち代表的なものを答えてください。
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地子、運上金、冥加金、町人足役です。
地子(じし)・・・地子銭(じしせん)とも呼ばれる宅地にかかる税金。
運上金(うんじょうきん)・・・営業税。
冥加金(みょうがきん)・・・冥加とは「神仏の加護」「恩恵に対するお礼」を意味します。特権を与えられた商工業者がその謝礼として金銭を上納しました。
町人足役(ちょうにんそくやく)・・・上下水道の整備や清掃など町の機能を維持するために課された夫役(労働)。
税金を納めるのは土地を持っている地主と家屋敷を持っている家持(いえもち)です。土地や建物を借りている地借(じがり)や店借(たながり)、奉公人である丁稚や手代は税金を納める義務はありませんでした。
ただし、地借や店借が払っている賃料には税金分も含まれているので、間接的に税金を払っていることになります。本百姓と水呑百姓の関係と同じです。
町政に参加できるのは地主と家持です。