町人が出資して耕作地の開発を行うことを何と呼んでいますか?
財力のある商人(町人)が出資して行う新田開発を何と呼んでいますか?
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町人請負新田(ちょうにんうけおいしんでん)です。
土木技術の進歩、農具の発達によって17世紀初めに160万町歩だった田畑が、18世初頭には300万町歩まで増加しました。
耕作地が増加した要因のひとつが町人請負新田です。
幕府は財力のある商人(町人)に新田開発を請け負わせることで、開発経費の負担や失敗したときのリスクを減らすことができました。無事開墾できれば年貢を徴収することができます。
新田の開発に成功した商人は土地の所有が認められたり、一定期間年貢が免税されるなどの措置がとられるので、商人にも大きなメリットがありました。
町人請負新田の他にも、幕府の代官が請け負う「代官見立て新田」や村で請け負う「村請新田」などもありました。