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17~18世紀初頭にかけて進歩した農具は?

17~18世紀初頭にかけて農具の改良が行われ多くの新田が開発されました。代表的な農具をあげてください。

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備中鍬、千把扱き、唐箕、千石簁、踏車です。

■備中鍬'(びっちゅうぐわ)・・・田畑を荒おこしするときに使用する深耕用(しんこうよう)の鍬。

■千把扱き(せんばこき)・・・脱穀(だっこく)するための農具。脱穀とは刈り取った稲から籾(もみ)をとる作業。脱穀は夫を亡くした独身女性(後家)の収入源でしたが、千把扱きの普及で仕事が減少したことから「後家倒し(ごけだおし)」とも呼ばれました。

■唐箕(とうみ)・・・手で風車を回し風力によってもみ殻やごみを飛ばす選別農具。

■千石簁(せんごくどおし)・・・粒の大きさを選別するための農具。

■踏車(ふみぐるま)・・・水路に設置した足踏み式の小型水車。水車を回して低いところから高いところへ水を揚げました。