販売目的で栽培された作物の総称と代表的な作物をあげてください
耕地の増加で米以外の作物の栽培が盛んに行われるようになります。販売目的で栽培された作物の総称と代表的な作物を答えてください。
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商品作物(しょうひんさくもつ)、四木三草(しぼくさんそう)です。
江戸時代に入り平和な時代が訪れると、農民たちは販売を目的とする作物の栽培を行うようになります。
幕府は年貢を確実に徴収するため「田畑勝手作りの禁」を発布して、検地帳に記載された田畑では五穀以外の作物の栽培を禁止しました。
しかし、新田開発が盛んに行われたことで、18世紀初頭には耕作地が大幅に増えます。
農民たちは商品作物を公然と栽培したため「田畑勝手作りの禁」は有名無実化し、幕府や藩も商品作物の栽培を奨励するようになりました。
奨励された商品作物が四木三草です。
四木・・・桑(くわ)、茶(ちゃ)、漆(うるし)、楮(こうぞ)
三草・・・藍(あい)、麻(あさ)、紅花(べにばな)
四木三草の他にも「綿花」「タバコ」「野菜」などの商品作物が栽培されました。