江戸と大坂で組織された同業者の組合は?
江戸と大坂で組織された同業者の組合を何と呼んでいますか?
答えはこちら
江戸は十組問屋(とくみといや)大坂は二十四組問屋(にじゅうしくみといや)です。
商品の仕入れ、販売を行う卸売り商人を問屋(といや)といいます。問屋は営業を独占するため同業者間で組合を組織します。
幕府に認められた組合が株仲間(かぶなかま)です。株仲間は幕府に運上金や冥加金を上納しました。
江戸時代経済の中心は大坂でした。大坂に集まった物資は船で江戸に運ばれます。
大坂の荷積み問屋は菱垣廻船に荷を積んで江戸に運び、江戸の荷受け問屋が荷を受取りました。
大坂の荷積み問屋が組織した組合が二十四組問屋で、江戸の荷受け問屋が組織した組合が十組問屋です。両組合は幕府に公認されたので株仲間でもあります。