貨幣の交換をなりわいとする商人は?
貨幣の交換、預金、貸付などの金融業を営んだ商人を何と呼んでいますか?
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両替商(りょうがえしょう)です。
江戸時代 幕府が鋳造した三貨(金貨、銀貨、銭貨)が流通し取引の場で使用されていました。この三貨の両替をなりわいとした商人が両替商です。
金貨と銀貨の交換を行う両替商を本両替(ほんりょうがえ)、金貨・銀貨と銭貨の交換を行う両替商を銭両替(ぜにりょうがえ)といいます。
貨幣を交換するときの手数料が両替商の収入源ですが、その他にも預金、貸付、為替などの業務も行い財をなしていきました。
江戸の三井(みつい)、大坂の天王寺屋(てんのうじや)、鴻池(こうのいけ)などが有力な両替商です。
幕府は大坂の本両替商の中から有力者を選任して十人両替(じゅうにんりょうがえ)を組織させ大坂の金融を整備しました。