金銭貸借に関する訴訟を受理しない法令は?
金銭貸借に関する訴訟は評定所で受理しないとする法令が出されます。この法令の名称を答えてください。
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相対済し令(あいたいすましれい)です。
徳川吉宗の時代になると、武士と商人との間で金銭貸借に関するもめ事が増加します。
武士と町人のもめ事は、最終的に幕府の最高裁判所である評定所で裁かれますが、金銭貸借に関する訴訟が大幅に増加しパンク状態に陥ります。
幕府は訴訟の大半を占める旗本・御家人と札差との間で起こった金銭貸借に関するトラブルを受理しない法令を出します。それが「相対済し令」です。
幕府は訴えを受理せず、当事者間で解決するよう命じました。