天保の改革の出版統制で処罰を受けた人情本作家と合巻作家は?
水野忠邦は天保の改革において出版統制を行います。このとき処罰された人情本作家と合巻作家の名前をそれぞれ答えてください。
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人情本作家は為永春水(ためながしゅんすい)
合巻作家は柳亭種彦(りゅうていたねひこ)です。
人情本(にんじょうぼん)は恋愛小説、合巻(ごうかん)は複数冊の小説を1冊に合冊したもの。
松平定信の寛政の改革では洒落本作家と黄表紙作家が処罰されました。黄表紙は出版統制を受けたことで風刺性が薄れ物語性が強くなります。
やがて黄表紙は複数冊が合冊された合巻が出版され長編の物語となりました。
天保の改革では為永春水が手鎖刑の処罰を受け、柳亭種彦の偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)は絶版となりました。