1843年江戸、大坂周辺の領地を幕府の直轄領にしようとした政策は?水野忠邦は幕府の財政再建、権力強化をはかり、江戸・大坂周辺の領地を天領にするための政策を行います。この政策を何と呼んでいますか? 答えはこちら 上知令(あげちれい、もしくはじょうちれい)です。 老中 水野忠邦は天保の改革において幕府の財政再建に取り組みます。大名や旗本に与えていた江戸、大坂周辺の知行地(領地)を取り上げ天領にしようと画策しました。 江戸湾、大坂湾の沿岸防衛強化を理由にあげていますが、実際は税収の多い一等地を直轄領にして財政を立て直そうとしたのです。 幕府にとっては何とも都合の良い政策ですが、代替地が与えられるにしても、優良な土地を没収される者にとっては納得がいきません。 大名や旗本の猛反対にあい上知令は撤回されます。この失策によって 水野忠邦は失脚に追い込まれました。 日本史一問一答 全問題一覧