1858年アメリカと締結した条約は?
1858年幕府はアメリカの圧力に屈し条約を締結します。この条約の名称と幕府の責任者(大老)の名前を答えてください。
答えはこちら
日米修好通商条約(にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく)、井伊直弼(いいなおすけ)です。
日米和親条約で下田と函館の開港、最恵国待遇を得たアメリカは総領事ハリスを派遣してさらなる要求を幕府につきつけました。
清が英仏との戦争(アロー戦争)で侵略されたこともあり、幕府はアメリカとの条約調印に傾きます。
大老井伊直弼は朝廷の承認を得ようと努力しますが、孝明天皇の強硬な反対もあり実現しませんでした。
1858年井伊大老は勅許を得ないまま条約締結に踏み切り日米修好通商条約を結びました。
井伊大老の強引な手法に批判が集まり、将軍継嗣問題もからみ大きな対立を生み、のちに安政の大獄、桜田門外の変を引き起こすことになったのです。