新政権誕生後最初に開かれた会議は?
王政復古の大号令で新たに設置された三職(総裁、議定、参与)などが出席して開かれた会議の名称を答えてください。
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小御所会議(こごしょかいぎ)です。
王政復古の大号令当日に明治天皇、公家、諸藩の代表によって最初の会議が開催されました(小御所会議)
議題の中心は徳川家の辞官納地(じかんのうち)問題です。辞官は徳川慶喜の内大臣辞職、納地は徳川家の領地返納のことです。
徳川慶喜は大政奉還で政権を朝廷に返しましたが官職と領地はそのままでした。
徳川家の領地は700万石(直轄領は400万石)もあり他の大名を圧倒していたことから、徳川家の影響力を削ぎたい薩長が辞官納地を主張します。
しかし、親幕府の土佐藩、越前藩などがこれに反対したことで会議は紛糾しました。一応辞官納地に決まりますが反対者も多く、最終的には骨抜きとなりました。