嵯峨天皇の時代に京の治安維持を目的に設置された官職は?
薬子の変後に京の治安維持を目的に設置された令外官は何でしょう?
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検非違使(けびいし)です。
薬子の変によって乱れた京の治安を回復するために、嵯峨天皇の命令で設置されたといわれています。
当初は宮城や諸門の警備を担当していた左右衛門府内に設置され、衛門府の官人が兼任していました。
検非違使は次第にその権限を広め、それまで京都の行政や司法、治安を担当していた、京識、衛府、弾正台などの職務を浸食し、さらに裁判、訴訟なども担当するようになると、京を統治する重要な官職となりました。