866年伴氏(大伴氏)と紀氏が没落するきっかけとなった放火事件は?
866年 大納言による放火事件が起こります。この事件をきっかけに伴氏(大伴氏)と紀氏が没落して藤原北家の専制が強まりました。この事件名を答えてください。
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応天門の変(おうてんもんのへん)です。
866年応天門が炎上する事件が起こります。大納言 伴善男(とものよしお)は、対立していた左大臣 源信(みなもとのまこと)が放火したと証言します。
源信は放火の罪で捕縛されそうになりますが、藤原良房の弁護により疑いを免れました。
その後、放火したのは伴善男父子だとする告発があり、関係者が捕縛され厳しい取調べが行われました。その結果、伴善男が自白をして罪を認めます。
伴善男父子は流罪となり、事件に関与したとして紀氏なども重い処罰を受けました。
応天門に放火したのは本当に伴善男なのか?真相は謎ですが、この事件と842年の承和の変で伴氏(大伴氏)、紀氏、橘氏などの名族が没落して、藤原氏(北家)が政治を動かすようになりました。