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菅原道真を大宰府に左遷したとされる人物は?

901年讒言(ざんげん)により菅原道真を大宰府に左遷したとされる人物の名前を答えてください。

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藤原時平(ふじわらのときひら)です。藤原時平は藤原基経の嫡男です。父の基経が死去すると藤原北家の家督を継ぎます。しかし、宇多天皇は摂政、関白を置かずに親政を始め、藤原氏の影響力を低下させるため、菅原道真を登用しました。宇多天皇は醍醐天皇に譲位後も上皇として力を持ち道真を支援します。醍醐天皇の元で時平は左大臣、道真は右大臣となりますが、政策をめぐり対立関係となります。901年時平は「道真が娘婿の斉世親王を皇位に就けようと画策している」と讒言を行い、醍醐天皇は道真を大宰府に左遷するという事件が起こります(昌泰の変 しょうたいのへん)道真は2年後に大宰府で病没しますが、その5年後に時平が死去し、930年には内裏の清涼殿に雷が落ち多くの死傷者を出しました。この被害者の中に昌泰の変に関与していた人物がいたことや、落雷後に体調を崩した醍醐天皇が崩御したこともあり、道真の怨霊説が広まることになったのです。朝廷は道真の名誉を回復するとともに北野天満宮を建て道真を祀りました。