争乱の鎮圧、盗賊や海賊の討伐などを任務とする令外官は?
平安時代に新設された令外官で、争乱の鎮圧、盗賊や海賊の討伐などを任務とする官職を2つあげてください。
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押領使(おうりょうし)と追捕使(ついぶし)です。
どちらも争乱の鎮圧、盗賊や海賊の捕縛などを任務にしています。押領使が8世紀後半、追捕使が10世紀前半に設置されたと考えられています。
当初は臨時の官職でしたが、承平・天慶の乱以降はどちらも常設となりました。
押領使の代表的な人物は、平将門の乱を鎮圧した下野押領使藤原秀郷(ふじわらのひでさと)、追捕使の代表的な人物は、藤原純友の乱を鎮圧した小野好古(おののよしふる)です。